「猫村さん」は深い、です。 | 今日もし・あ・わ・せ

「猫村さん」は深い、です。

 昨日は、久しぶりに本屋さんに行ったのですが、tottyさん が紹介されていた、ほし よりこさんのきょうの猫村さん を見つけました。


 記事 を読み、追記 で紹介されていたお試し版猫村ワールドご紹介 も見て、とても気になっていたので、チラリと眺めて、買ってしまいました。もう2冊しかなかったところを見ると、結構、人気なのかも…


 昨日は、夜、ツタンカーメンを見たので、気になりながらも、その後、読み始めました。私は、「ながら」はダメなのです。CMの間に、チラチラと見たりしていたのですが、結局、テレビが終わってから、きちんと読むことにしました。


 「猫村さん」は、ネコなのですが、スーパー家政婦さんです。飼い猫だった猫村さんが、家政婦さんになったのにも、「深い事情」があるわけなのですが、その、猫村さんが「奉公」することになった犬神家もまた、なんだか訳ありな感じ…


 こんな風に書いてしまうと「猫に家政婦が出来るわけない」などと、うちの主人みたいなことを言われそうな気もするのですが、とっぴな設定ながらも、実は、とても「深い」話なのです。猫村さんの語る、歴史は、まるで中国の歴史のようだし、学者であるご主人様の言葉も、また、すごくいい。「漫画」などとバカにするなかれ。実に、深い話です。ほんとに。


 それに、また、猫村さんの話し口調が、絶妙な感じなのです。丁寧ながらも、媚びる感じではなく、すごくいい感じです。いそいそと、働く、猫村さんの姿が、浮かんできそうな絵も、また、好きな感じ。鉛筆で描く、と言う発想も、また、すごいな、と感じました。


 読んでみて、作者のことが気になって、ちょっと検索してみたのですが、「はてなダイアリー」には「きょうの猫村さんを書いた天才。謎につつまれた天才鉛筆漫画家。詳細わかり次第、加筆求む!」となっていました。う~ん、謎の天才か…


 読んだ感じでは、あまり若い方と言う感じではなかったので、プロフィールを見ると、1974年生まれと、まだまだ若い感じです。この年齢で、この作風はすごいな、と思います。


 ケーブルテレビの会員向けサイトで、毎日、更新されていると言うことなので、調べてみましたが、我が家はエリア外、でした。ほんとに、猫村さんのために加入してもいい、と思うくらいです。続きが気になります。


 まだ、1巻が出たばかりですが、これから、ますます、おもしろくなりそうな感じ。期待が高まりますね~。


 素敵な作品を紹介してくれた、tottyさん、ほんとに、ありがとうございます!今、私は、猫村さんに夢中、です(笑)