金木犀の香り | 今日もし・あ・わ・せ

金木犀の香り

 この週末は、暑いくらいで、また、半袖に逆戻りな感じでしたが、今日は、予報通り涼しい1日でした。


 今朝も、また、役場に用事があったので、朝一で、行って来ました。例によって自転車、です。この間乗るときに空気を入れたばかりなのに、何だかハンドルが重い…もうタイヤ自体が痛んでいるのかも知れません。他にも、転んだときにベルが壊れていたりと、「満身創痍」な感じですが、乗れるうちは乗ろうかな、と思っています。ここまで来ると、何だか愛着があるので、逆に、「お別れ」するのが辛い感じですね。


 行きは急いでいるので、景色を楽しむ余裕はなかったのですが、稲刈りの終わった田んぼでは、あちこちで香ばしいような匂いがして来ます。藁や籾殻などを燃やしているのでしょうか。


 そう言えば、主人いわく、「最近、籾殻がないんだよな~」-以前は、田んぼのまわりに積んであった籾殻が、今年は無い、と言うのです。藁を分けてくださる農家さんからは、「必要なだけ持って行っていい」と言われているので、藁はありがたく頂いているのですが、籾殻は無いんだそうです。


 だから、主人は、車で買い物に行くたびに、「あそこは、籾殻があるな~」などと言いながら、田んぼのまわりばかり見ています。だから、私も、今日は、何となく、田んぼの周りが気になりました。でも、籾殻は見当たらなかったな~。


 田んぼを眺めながら、走っていて思ったのは、「意外に休耕地があるな~」と言うことです。先日、ガマを見たので、「ガマって、何処に生えてるんだろうね?」と言うと、主人が「休耕地だろ?」と言っていたので、改めて見てみると、なるほど、ガマの生えているのは、やはり、休耕地のようです。


 我が家の借りている畑のまわりにも、結構、休耕地があって、主人などは「あそこも家庭菜園として、みんなに貸し出したら?」なんて言っていましたが、どうも、そんなに簡単なことでもないようです。畑仲間によれば、休耕地を畑にするためには、土だけでも「トラック何台分も」要る、と言うことでした。もちろん、問題は、土だけではないでしょうが。


 田んぼの周りには、家庭菜園として貸しているところや、プロの畑、それに、農家さんの家庭菜園(?)など、色んな畑もあって、眺めていて楽しかったです。今は、さつま芋の季節。お芋の茎や葉っぱが見える畑が多かった気がします。うちには無いので、何だか、うらやましい感じがしました。


 役場で用を済ませて、外に出ると、ぷーんと金木犀のいい香りが。金木犀って、秋の花だったんですね。金木犀って、いつもは気にならないのに、香り始めると、その存在に気が付きます。


 家に戻ると、やっぱり、近所の金木犀も、花が咲いていました。家を出るときは、気が付きませんでしたが、「そういえば…」と思って見てみると、ちゃんと咲いています。まだ、本格的に(?)咲いていないのか、役場の金木犀よりも、香りが薄い(?)感じです。まだ、咲き始めなんですかね。


 お花も、見ていて楽しい、姿の綺麗なものや、季節感を感じるもの、大きなもの、可憐なものと、色んなものがありますが、金木犀や沈丁花は、香りが楽しい木、ですよね。香り始めると、「やっぱり、いいな~」なんて思います。


 我が家には無いのですが、前のおうちにあるので、金木犀の時期は、玄関を出ると、いい香りです。ご近所のお宅は、皆さん、素敵な木を植えてますよね~。我が家は、「みかん」とか、どちらかと言うと「実用性重視」な感じで、イマイチ、風流さに欠けるのが難点です(笑)


 もうそろそろ、暗くなってきました。芽が出始めたたまねぎに、水をやりに行って来なくちゃ。では、行って来ます。